×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
暑かったのでそんな感じのフレユリを。
フレユリを書きたくなったので、鐘を鳴らしてを日本語歌詞と英語歌詞と両方聴いてきました。
純粋に友情だと分かっているけれど、腐っているので腐った見方も出来ちゃうのです(笑)
だーってさ、なかなかないよあんな濃厚な友情!
そんな訳で、読んでくださる方は下記のリンクからどうぞ^^
フレユリを書きたくなったので、鐘を鳴らしてを日本語歌詞と英語歌詞と両方聴いてきました。
純粋に友情だと分かっているけれど、腐っているので腐った見方も出来ちゃうのです(笑)
だーってさ、なかなかないよあんな濃厚な友情!
そんな訳で、読んでくださる方は下記のリンクからどうぞ^^
その日は、一年を通しても一番と言っていいほど暑い日だった。
たまたま休暇だったフレンは、これまたたまたま帝都に戻ってきていたユーリの元に出向いたものの、暑さのあまり何もする気にもなれなかった。
二人は外にいるよりは室内にいたほうが影があるだけいいかもしれないと、下町のユーリの部屋を選んだのだが、なにせ風の通りが悪い分だけ外よりも暑い。
「暑い・・・」
「分かっているから言わないでくれ・・・」
さすがに、鎧を脱ぎ捨て薄着になったフレンは、気だるそうに項垂れていたユーリをみる。
「ユーリ、それだけ前の袷を開くのはどうかと思うよ」
いつもよりも肌の見える範囲が広い。
浮かぶ汗。
うっすらと赤く染まった肌。
ただ暑いだけだと分かっているのに、どきりとするほど扇情的な姿にフレンは知らずに喉を鳴らした。
「あん?」
そんな幼馴染の視線にも気がつかず、ユーリは首周りが蒸れると長い黒髪を掻き揚げた。
そして、なぜか持っていた髪留めでまとめてしまう。
「・・・・・・・・・・・・」
いつもは隠されている白い項に思わず視線が向く。
首筋を伝い流れ落ちる汗に釘付けになって、慌てて視線を逸らした。
ユーリと自分はそんなのではないのだと、何度も自分自身に言い聞かせる。
そうでないと手を伸ばしてしまいそうで怖かった。
「さっきから無口だな」
「それは・・・暑いからだよ」
まさか、欲情しかけてました。なんて言える筈もなく、フレンは彼を視界からなくそうと窓辺へと近づく。
「見事に風がないね」
「最悪だな」
クゥ~ンとラピードも辛そうに鳴き、そのまま頭を伏せてしまった。
「なんとかならないのか?」
もうだめ。とばかりにベッドに横になるユーリにまたもや鼓動が高鳴る。見るまいとしたのに視線が離せなくなった。
しどけなく横になるその姿。
頬も暑さで上気している。
頭がおかしくなった。
そう、自覚してた。
けれど、止まらなかった。いや、止まれなかった。
ふらりと、誘われるようにフレンはユーリに歩み寄る。
手を伸ばし、大きく開いたその服と肌の狭間に差し込んだ。
「フレン?」
即座に異変に気が付いたユーリがフレンを見上げた。
しっとりと、汗で濡れたその胸。
熱い、その感触にどうしようもなく興奮する。
熱に浮かされている。
彼の瞳に写った自分の姿を見た。
浅ましく、欲情して、狂った目をした自分を。
「最悪だ」
フレンが呟いた言葉に、ユーリが眉を寄せた。
「・・・ごめん、ユーリ」
止まらない、止められない感情が溢れる。
「フレ・・・っ」
言葉を封じて、身体を閉じ込めて。
目を閉じて、耳を塞いで、感じるのはただ、互いの熱だけだった。
*****
エロくさい雰囲気を出したかったけど、出せなかったという最悪の結末(笑)
なんかこう・・・フレユリだとフレンの片思い率が高くなります。
たまにはユーリの片思いも書こうかなー。
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
この記事へのコメント