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今回は夫婦でべたべたがテーマ。のはず(笑)
ただのべたべたが若干のえろくないえろす(つまりシチュエーションがえろす)を含みました。
苦手な方は要注意を!
タイトルにセンスがないのは元からなので生暖かく見守ってやってください^^;
では下記のリンクからどうぞ。
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カーテンの隙間から漏れる光で、堂上はうっすらと目を開けた。
ぼんやりとした頭のまま今は何時だろうかと頭を巡らせようとした時に、肩口に埋まる柔らかな髪の感触に気が付いて自然と口元を緩ませた。
立っている時には見ることの出来ないつむじを眺めながら、その髪を手ぐしでかきあげると、安心しきった顔で眠る妻の顔が見える。
無意識に堂上の掌に頭をすり寄せるその姿が可愛くてならない。
だがそろそろ、郁の体重を上半身だけとはいえ受け止めていた体が痺れを訴えてきた。もう少しこうしていたかったが、このままこの休日を痺れと共に過ごすのは避けたい。
ベッドヘッドのデジタル時計は8時を過ぎたあたりを指しており、堂上は起きてもいい時間だと判断した。
「郁。起きろ」
占領されていない右手で肩を軽くゆすった。
「郁」
もう一度呼びかけると郁は小さく「う~ん」と唸って重たげに瞼を開けた。
ゆっくりと何度も瞬きをしている様子を見てまだ寝ているな、と判断する。
「もう8時過ぎたぞ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・」
かなり遅いテンポの返事をした後、ぐりぐりと頭を堂上に擦り付けてきた。
「こら! くすぐったいだろ」
「・・・・・・・・・・・・あつしさん」
「ん?」
「まだねむいよ・・・」
言いながら、あっという間に眠りに落ちそうだ。
「今日は出かけないのか? 休み、楽しみにしていただろう?」
「・・・・・・いきたい。でも、まだねむい。・・・・・・きのう、ねるのおそかったもん」
「・・・・・・そうだったな」
郁の寝ぼけた舌足らずな物言いに苦笑する。
いつもなら頬を赤らめながら言う台詞も、眠さの前では恥じらいも遠くにあるらしい。
「まだ、くっついていたいなぁ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
はにゃりと表情を崩して郁は笑う。
なんだこの可愛い生き物は!
堂上は瞬間的に爆発した感情に内心悶える。
結婚して数年立つのに、出会った頃と変わらない可愛らしさは今でも堂上のあらゆる感情を刺激した。
「郁」
今にも夢にさらわれそうな郁の名を低い声で呼ぶ。案の定、郁はビクリと体を震わせた。
「・・・や」
何かを感じたのか、首を竦めて堂上の胸元に顔を埋めてしまう。そのすべらかな頬を撫でると、しっとりと潤んだ眼差しが見上げてきた。
頬は僅かに上気し、ほんのりと染まっている。
その顔はすでに寝ぼけたものではなかった。
「・・・・・・ずるい」
「なにが?」
郁の言わんとするところは分かっていた。
分かっていながら、使った。
顔を上げるように促して、そっと寄り添うように顔を寄せてきた郁の唇に己の唇を重ねる。
啄ばみ、甘噛みをしながら態勢を変え、体重をかけようとすると郁は慌てたように手を堂上の胸に当てて押しあげる。
「朝!」
「知ってる」
「き、昨日も・・・」
「またしたくなった」
じっと見つめると、次第に困ったように視線を彷徨わせる。
信じられるか?
こういう事をする仲になってずいぶんと時が経っているというのにこの初々しさ。
「郁・・・」
正直な所、今の仕草でもう我慢の限界が来た。
堂上はもう一度郁の弱い声で呼ぶ。
「・・・ごはん、作ってくれる?」
「作る。いくらでも」
「午後は遊びに行きたい」
「わかった。どこだって連れて行ってやる」
「今夜は・・・早く寝かせて」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「篤さん」
郁の最後に言い渡された願いには素直に「分かった」とは頷きがたく眉間に皺が寄る。
「そうじゃなきゃ、いや」
先ほどとは反対にじっと見つめられてこちらがたじろいだ。
「・・・・・・・・・わかった」
しばしの見詰め合いの後、折れたのは堂上のほうだった。
「今夜はのんびりと過ごそう。その代わり今は・・・・・・」
堂上の言葉ににっこり笑った郁は、その後に続いた言葉に焦りを見せる。逃げようとする体を押さえ込んでキャミソールの裾に手を差し入れた。
ビクリと震えた体にほくそえむ。
「大人しく・・・・・・・・・よ」
囁いた言葉に、体中を真っ赤に染めた郁は盛大に暴れたのだった。
*****
さぁ。ここで問題です。
堂上さんは最後なんと囁いたのでしょう?
1.抱かれていろ
2.感じていろ
3.啼いていろ
4.その他(笑)
私としては・・・何番だろう^^;
実は堂上さんだったらなんて言うかなーと思ったら分からなくて書けなかったのでした。
しかも、こんな内容になる予定ではなかったんだよ!
もっとのんびりとした休日を書くつもりがこんな事に・・・。
視点を堂上さんにしたのがまずかったのかも?(笑)
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